なぜ今、電子ブック化が必要なのか?

 現在のPDFは様々な機能をもち、国際標準規格としてISOにも認可され、広く認知されています。しかし、PDFの役割というのは本来アウトプットの部分、つまり内容の確定した
 文書を印刷したり、紙に代わり長期保管するために開発されたフォーマットであるということはご存知でしょうか。PDFは文書の印刷や保管には非常に有効なフォーマットでは
 あるけれども、その文書をWEB上に公開して誰でも気軽に閲覧出来る環境に置くという本来の役割とは異なる使い方をすると様々なデメリットがでてきます。
  • PDFをWEB公開するデメリット

    こちらの画像をクリックしたら拡大表示されます。

    ●ファイルをPCにダウンロードしてからの閲覧になるため、ファイルが重いと表示するまでに時間がかかる。
    ●縦スクロール型なので、ページが大量にあると閲覧しにくい。
    ●PCに閲覧用ソフト(アクロバットリーダー等)が必要
    ●SEO対策(メタタグ埋込等)ができない
    ●検索エンジンにヒットしにくい 等

    gooリサーチの調査ではPDFはインターネット上ではユーザーから嫌われる傾向にあるという結果がでています。嫌われるHPランキングでは、第4位にランクインしており、1位を100点としたときに、79点という高得点を取ってしまっています。某ログ解析業者の調査ではWEBサイトの平均直帰率は46%~47%なのに対し、PDFは95%~96%となっています。

    先の東日本大震災において、現地公共機関や法人が自社で保存していたPDF文書や紙の文書は跡形も無く消失してしまいました。この反省から、文書はインターネット上(クラウド環境)に保存し、全国どこからでもアクセスできて閲覧できる環境を整えるという流れができてきました。自治体など公共機関からインターネットを通じて発信する情報は、「これからはPDFだけでなく誰でも見ることができ、小容量なHTML形式のファイルも公開する」という通達も出ています。今後WEB公開においては、より一層HTML形式のファイルが重要性を増していくことでしょう。